小学生の頃、下校途中に見かけた犬や猫を乗せた車(定点回収のトラック)を不思議に思い、母に尋ねたことがきっかけで、
動物愛護センターで犬や猫の殺処分が行われていることを知りました。
それ以来、下校中に子猫を見つけるたびに連れて帰り、家族を探したり、なんとか命をつなごうと行動していたのを覚えています。

高校生になって、動物愛護センターで体験ボランティアに参加したとき、殺処分の日を静かに待つだけの子たちの姿を目の当たりにし、「この現状を変えたい」と強く感じました。
ペットショップにはたくさんの人がいるのに、センターには誰も来ない。「かわいそう」というイメージが人を遠ざけているのではないかと思い、“悲しみ”ではなく“優しさと希望”で伝える発表・パネル展示をしたいと考え、「いのちの道」を企画しました。
展示をきっかけに、子どもから大人まで多くの人が「保護犬猫ってかわいいね」「動物愛護センターにも行ってみたい」と興味を持ってくれるようになり、少しずつ空気が変わっていきました。
その時感じた“伝えることで命が救われる”という実感が、今の私の活動のすべての出発点。
それから約5年後…
母校【進徳女子高等学校】では動物愛護部が創設され、いまでも後輩たちが想いを繋いでくれています。


「飼い主のいない犬猫たちをゼロにしたい」
「すべての犬猫たちに家族がいる日本にしていきたい」
「虐待や遺棄のない社会にしていきたい」
「本当に愛される家族と犬猫が暮らしていける社会にしたい」
これらの思いは、日に日に強くなっていき、『いつか大人になったら、保護犬や保護猫を家族に迎えたい』と、決意し活動を続けていきました。
高校生の時に大人の猫を保護し、不妊去勢手術やメディカルチェックを済ませ、一年に一頭つづのペースで保護・譲渡活動も始めました。
現在、社会人にもなり、動物達と暮らせる静かなおうちへお引越し。保護譲渡活動を行いながら、保護犬猫の動物愛護啓発活動も続けています。


